WEB 2.0の衝撃

WEB 2.0の衝撃。

今でも忘れない。2006年の4月だった。
そのときの僕は、インターネットの仕事から離れて、
2年もの月日が経ってしまっていた。

僕は「仕事(ビジネス)」をするようになったその時に、Netscape 2.0が発表された。まさにインターネットの誕生のタイミングで、コンピュータとWEBは僕のビジネスの武器になったし、それは今後もずっと続いているの だと思っていたんだ。20代のイケイケなクリエイターとして、コンピュータとWEBという武器で、10年ちょいの間メシを食ってきた。

2004年の終わりごろに、友人と小さなクリエイティブ会社を建てた。しかしそこでは、得意なはずのWEBの仕事はなかなか発生せず、印刷や販促のプラン ニングをすることが多かった。まあ、これはこれで、いい勉強にはなったんだけど、気づかないうちに世界のWEBがどのように進化しているのか、そのアンテ ナはさび付いていたんだ。10年来の親友であり、生涯のビジネスパートナーである、TAKA氏が書いた文章を見て、「WEB 2.0」が何を意味しているのかを知ったんだ。Web 2.0とは、単なるインターネット業界の流行ではなく、「全ての常識が変わっている」という事。数百年に一度のパラダイムシフトだったんだ。

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2006年04月17日01:01 TAKAのMixiの日記より。

web2.0とは
珍しくビジネスライクな話。
会社の社長やマネジメントやってる人、転職を考えてる人、何か面白い事やりたいって思ってる人、困ってる人、なんだか解らんがワクワクしてる人、必見だよ!
どうしようかって思ってたんだけど、最近いろんな人から聞かれるからさ。
先ず、最初に断っておくけど、僕は掲題に関する書籍を1冊も読んだ事がないんだよね。別に読みたくないわけじゃないけど、他に読みたい本がいっぱいあるか らさ。だから今から言う事はそれらの本に全然書かれてない事かもしれないし、全く違う事かもしれない。ただ、フラクタルやシンクロニシティ的にその内容を 確信しててね、そういう意味では他のどんな本よりも正確に「web2.0」の「本質」を説明できる自信があるかな。
それに、仕事柄、世界最先端のテクノロジーのトレンドや、それを用いたサービスは知ってるからご心配なく。なので是非これから「感じて」欲しい。

先ず、便宜的に

web1.0(20世紀的):web2.0(21世紀的)

と相対すると、
~web1.0のベースロジック~

全体=部分の総和である。

例:「1が出来ない奴が10を出来るわけがない。」
「先ずは日本から、そして世界へ」

こういう台詞、よく聞くでしょ?
これに対して、

~web2.0のベースロジック~

全体=一つの系(システム)である。

例:「PCの性能を上げる為にはどうしたらよいですか?」の答え方。様々なスペックのバランスで考えるよね?

こういう事なのよ。何か(部分)を加算するとか減算するとかじゃなくて、常に全体を見て(想像して)最適化を図る事なんだ。

続いて、「web2.0時代(思考)(志向)」のキーワードは2点。

1、「リンク」
ヒトモノ情報が「本当に」簡単にリンクする。あたかも一つの「系」のように。

2、「フュージョン」
融合する事で想像もしなかったような新しい「バリュー」が「自発的」に創造される。

最後に、「web2.0戦略的思考」の前提条件
1、「系」としてのバリューの最大化を図る事
コラボレーション、コーペティション(競合との協業)を意識して、戦略を立案する。

2、「何かに勝とう」とするのではなく、「何かを生み出そう」とする事
勝つ事は「順位のリプレイス」であり、部分の総和的思考に過ぎない。売上のカサを増やすだけの情けないM&Aも同義。また、出し抜こうとする者はいつか出し抜かれるが、生み出そうとする者は長期で皆の支持を得る。マーケットの意思がそうなるのも時間の問題。

3、ネット:リアル、日本:世界等全ての垣根を越えて、
全体を一つの系として捉える事
簡単に「外」から「リンク」されてしまう為に、小さな範囲での思考やシェア確保はもはや何の意味も持たない。常に創造力をコアコンピタンスにおく事。

4、系(システム)の「ハブ」になる事
簡単にリンクされる系(ネットワーク)の中は、平均リンク数の意味を持たない、スケールフリーである。従い、そのネットワークに生まれる「ハブ」を自ら持つ戦略を考案する事。

5、レベニューストリームは多元的に考える事
B、C、サプライヤー、マーチャント等の立場が、
リアルタイムに可変しうる事を踏まえる事。

6、「系」の最大化をとにかく考える事
全てのバリューはその中から生まれる。光と闇は常に同じ量だけあるという事を許容する懐の深さを持つ事。

gatsuo

ps.

PDFにまとめたバージョンもあるから、ここにアップしておくよ。
http://www.caizoc.net/file/web2.0.pdf

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